当会について

当会について会長挨拶

会長挨拶

 東京司法書士会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 司法書士は、明治5年の「司法職務定制」により司法書士の前身である代書人としてスタートして以来、司法制度へのアクセスの担い手として、常に市民目線でその業務を行ってまいりました。

 現在、司法書士は、登記、訴訟等の司法手続、成年後見業務、財産管理業務、企業法務、民事信託支援業務等といったリーガルサービスを通じ、日々の市民の暮らしや経済活動を支える社会基盤として、活躍しております。

 近時では、経済活動のみならず、司法手続や行政手続のIT化・DXの動きは加速度的に進んでおり、既に活用が著しい電子決済に続き、電子署名等の情報技術の活用も目の前に迫っています。
 司法書士は、デジタル社会と親和性の高い法律専門家として、これまでのリーガルサービスの提供という役割のみでなく、IT化が進む登記制度や裁判制度と市民とのつなぎ役としての役割を果たし、新たな社会基盤となるべく、日々研鑽を積んでいます。

 トピックとして、これまで任意であった不動産の相続登記の申請が、令和6年(2024年)4月から義務になります。
 登記手続の代理を業とする司法書士は、所有者不明土地・空き家問題対策の一環である相続登記申請の促進のサポートを行ってまいります。申請を怠ることが過料の対象となる新制度ですが、皆さまが無用な不安にかられるなど混乱をせぬよう、私たちは適切なアドバイスを提供いたします。
 是非、司法書士へご相談をいただければと思います。

 当会ホームページの「司法書士を探す」をクリックしてみてください、きっとお近くにも、必要とする方の傍らに立ち、お役に立てることを待ち望んでいる司法書士がおります。
 どうぞ、お気軽に、私たち司法書士にお声掛けをいただければ幸いです。


令和5年(2023年)5月20日

東京司法書士会会長 千野 隆二