当会の取り組み

当会の取り組みファーロ(広報誌)ファーロ(広報誌)の発刊にあたって

ファーロ(広報誌)

ファーロ(広報誌)の発刊にあたって

皆様にご愛読いただいております広報誌「ファーロ」は、昭和39年(1964年)に東京司法書士会の会報として再刊され、2000年に第93号を数えるまで、36年の間司法書士制度の発展を記して参りました。その間、多くの皆様のご支援とご協力を賜りましたことに、深く感謝申し上げます。

さて、今次の司法制度改革により、司法書士が市民生活の中で果たすべき役割は、より重要になるものと思われます。時代は、司法書士に新しい役割を求めています。規制改革や様々な法改正がなされるにつれ、これまでとは比較にならないほど多くの場面で、裁判所を利用する機会が増えてくるものと思われます。また、少子高齢化が加速する中で、成年後見制度を活用する機会も増えてくることと思われます。さらには、高度情報化社会を迎え、市民の権利意識が高まっている中で、登記による公示制度やその果たすべき役割についての問題意識も高まってくるものと思われます。我々自身が思っている以上に、時代は新しい司法書士を求めているということを、会が実施する無料相談会や、事務所における相談業務で皆様も実感されていることと存じます。

司法書士は、その存在を社会により強くアピールする必要に迫られています。

広報誌「ファーロ」が20世紀において果たしてきた役割を評価するとともに、制度広報誌として、新しい世紀に相応しい役割を担うべくその内容を一新し、司法書士が市民のための灯台でありたいという思いを込め、広報誌「ファーロ」と名付けて再々刊することに致しました。そのため、広く市民の皆様にお読みいただくための工夫をしたつもりです。faro(ファーロ)は、年3回の発行を予定しておりますので、是非とも続けてお読みいただきますよう、お願い致します。

これまでの広報誌「ファーロ」が果たしてきた、司法書士会内外の意見交換や研究成果の発表の場としての役割を担ってきた部分は、別な冊子として存続させる方向で検討しております。また、会員に対する広報については、東京司法書士会ホームページ「スーパーネット」が既に稼働しており、こちらも会員の皆様のお役に立てるものと存じますので、ご覧戴きたいと存じます。

今後とも、本誌に対するご意見ご批判を戴きますとともに、東京司法書士会へのご支援ご協力を賜りますことをお願いして、広報誌「ファーロ」の発刊のご挨拶と致します。