【平成24年11月18日開催】自死問題シンポジウム
自死問題シンポジウム
「むきあう・ささえる・つながる」~いじめから子どもの命を守るために~
開催日時 : 平成24年11月18日(日)13:30~17:00
会 場 : 司法書士会館地下1階日司連ホール
参加人数 : 47名
当日の様子 : 当日は、司法書士のみならず市民の方もご参加いただきまして厚く御礼申し上げます。
さて、シンポジウムは、第1部がNPO法人「全国いじめ被害者の会」代表の大澤秀明氏から「いじめは止められる」と題した基調講演が行われました。
大澤氏は平成8年、ご子息をいじめにより亡くされており、基調講演ではご子息が受けたいじめの陰惨さ、その当時の教員・教育委員会等の対応の不備についての報告がなされました。
次に、いじめを根絶するための方策として、いじめを単なるケンカトラブルと捉えるのでなく、いじめを「いじめ」として認知し加害者に対し教員が指導することが重要であり、学校教育法35条の措置を学校はしていくべきとのお話しをいただきました。
続けて、第2部では「いじめ予防・いじめによる自死を防ぐためにどう取り組んでいくべきか」についてパネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションでは基調講演にご登壇いただいた大澤秀明氏のほか東京都立中部総合精神保健福祉センター副所長の井上悟氏、特定非営利活動法人さいたまチャイルドライン代表理事太田久美氏、第二東京弁護士会子どもの権利に関する委員会副委員長大谷惣一氏、日本司法書士会連合会自死問題対策委員会委員の早坂智佳子氏をパネリストに迎えて①児童・生徒から寄せられるいじめ相談の内容について②いじめが生じる要因やいじめが子どもの心身に与える影響について③いじめによる自死の予防策について④いじめ問題について法律家がどの場面で、どのように関与していくと良いかについて各パネリストの経験を基に活発な意見交換がなされいじめ問題についてシンポジウムの参加者と共に考えるより良い機会になったのではないかと思います。
NPO法人「全国いじめ被害者の会」代表の大澤秀明氏による基調講演の様子
パネルディスカッション終了時の様子
以 上