【平成28年10月17日実施】 平成28年度地域連携震災対策訓練
日 時:平成28年10月17日(月)14:00~16:15(終了後、意見交換会を実施)
会 場:司法書士会館2階、1階ロビー
主 催:本塩町地域防災コミュニティ強化会議(事務局:東京司法書士会)
司法書士会館のある新宿区本塩町では、本塩町地域防災コミュニティ強化会議(事務局:東京司法書士会)を設置し、発災時に備え、地域連携の防災対策を行っています。
本年度も、本塩町町内会内事業所で締結している災害時相互援助協定に基づき、地域連携震災訓練を実施しました。
【訓練の目標】
○これまでの強化会議の検討に基づく「実効ある連携訓練」
○司法書士会館を地域の情報拠点と位置付け、無線機を活用した「情報収集・伝達訓練」
○「町会マップ」を活用した「情報の集約・整理」
○地域の要援護者への支援内容を充実する「地域での要援護者対策訓練」
○詳細な事前打合せやシナリオを作成しない「実践的な訓練」(昨年度より難易度を上げることとする)
○無線機の使用習熟訓練
○応急処置の訓練
○スタンドパイプを使用した訓練
【訓練の想定】
平成28年10月17日(月)14時、首都直下地震が発生。震源地は東京湾北部。地震の規模はM7.3、新宿区の震度は6弱。司法書士会館の建物は、一部天井版の倒壊や家具の転倒があった。停電し、数秒後に自家発電が稼働、通信は不通、上下水道も停止している。
【訓練の主な内容】
司法書士会館内の訓練として、地震発生後の対応(各自、身を守る訓練)、司法書士会職員と来館者の安否確認、館内放送訓練、仮設トイレの設置などを行いました。
本塩町会の訓練として、役員による周囲の安全確保(火災発生の有無の確認、要救護者への声かけなど)、役員の誘導による司法書士会館への避難などを行いました。
その他には、無線機を利用した情報収集・伝達、ホワイトボードに記録することによる情報の共有化、地図を利用した被害場所や被害内容の見える化、司法書士会館内にある備蓄用品の点検、スタンドパイプを使用した屋外消火栓からの消火活動、壁の倒壊による負傷者の救出や搬送、三角巾を使用した応急処置などの訓練を行いました。
【意見交換会】
訓練終了後に訓練参加者で行った意見交換会では、本日の訓練によって明らかとなった改善すべき点、現状の防災対策に対する問題点や今後の課題等について、それぞれの立場から活発な意見が交わされました。
東京司法書士会では、これからも近隣地域の住民の方々や事業所の方々とともに本塩町の防災対策事業を推進していきます。
【東京司法書士会 清家亮三会長の挨拶】
【訓練の様子】