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しほたんと学ぶ法律教室本人訴訟とは?

裁判のこと

本人訴訟とは?
借金や離婚問題、遺産相続のトラブルなどで紛争が起こったとき、それを解決する手段のひとつとなるのが民事訴訟です。訴訟というと、弁護士などの代理人を立てるイメージがありますが、実は、民事訴訟は刑事訴訟と異なり、弁護士を選任せず本人自身で訴訟を行うことが可能なのです。これを、「本人訴訟」と言います。

本人訴訟のメリット・デメリット

メリット 弁護士費用を節約できる
デメリット 適切な権利保護がなされないおそれがある
注意!
民事訴訟では、当事者が必要な主張・立証をしなかった場合、裁判所が職権で判断してくれることはありません。訴訟によっては専門的な立証が必要になることもあり、本人訴訟で必要な主張・立証活動をしなかったために敗訴するおそれがあるので、注意が必要です。

司法書士による書類作成サポート
訴訟を行うには、裁判所に提出する様々な書類が必要になります。
本人訴訟を行う場合でも、司法書士による書類作成のサポートなど各種裁判手続の支援を受けることができます。

しほたんのワンポイントアドバイス!
費用をおさえられる本人訴訟ですが、本人訴訟でうまく訴訟できなかったために、敗訴してかえって多額の損失を被ることのないよう、気を付けましょう。